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― コラム ―

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唾液は強い

こんにちは国領駅徒歩三分のかがわ歯科医院です。

前回に引きつづき、唾液のお話。

歯の表面のエナメル質は飲み物や食べ物や虫歯菌によって産生された酸によって溶けてきてしまいます。日本で販売されている飲み物は、ものによっては酸性度が高く歯が溶け出す酸性度より高いものも少なくありません。

それでも人間は自分を守りたいので唾液の中にこのような成分を入れています。
■再石灰化作用

簡単に説明すると、酸で溶け出してしまった歯をもとの状態に戻す作用です。

勿論目には見えません。ですが、甘い炭酸や、酸っぱいものなどを食べた後に歯がなんだかキシキシす

る事ありませんか??でも気が付くとそれがなくなっていること。おそらくそれが脱灰再石灰化です。


■緩衝作用

また簡単に説明すると、炭酸などを飲んだ時にお口の中が酸性の状態になってしまいます。

この酸性の状態のお口の中を中和させて元の状態に戻すことです。

ここは日常ではなかなか感じることは難しいかもしれません。飲む前と飲んだ後でリトマス試験紙なん

かなめてみると良いかもしれませんね。

このようにこの二つの作用で歯を守っています。人間ってすごい!

ただこの二つの作用には個人差もかなりあります。

もし気になる方は唾液検査をしてみると良いかもしれません。

もちろん唾液だけで歯を守ることは困難ですので歯ブラシや定期検診を歯科医院で行いましょう!

そのほかにもいろんな役割があるよ


■消化作用
唾液の中の有機成分のアミラーゼという酵素によって食べ物をブドウ糖に分解し体内に取り入れることが出きる作用です。よく咬んで唾液を出して食事をしましょう!
■潤滑作用
食べ物を唾液で濡らし、喉を通りやすくする作用があります。また口の中の粘膜を潤し、声がよく出るよう発声を滑らかにしたりもしています。
■味覚作用
唾液は食べ物を分解することで、味覚を感じやすくさせます。
■自浄作用
唾液は食事の時だけでなく寝ている時にも分泌され続けています。絶えず分泌されることで、お口の中の食べ物や歯についた汚れを洗い流しているのです。こうしてお口の中は24時間清潔な口腔環境を維持できるのです。
■抗菌作用
お口は常に体外に晒されており、水や食べ物、歯面のプラークなどを介して、細菌が侵入してきます。唾液はそうした細菌の侵入を阻む作用も持っています。このように唾液の中には細菌に対する抗菌成分をもつものが10種類ほど存在しており、とても強い殺菌作用をもたらしているのです。

かがわ歯科医院

 

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